日壇公園

6月初旬に家の近所にある日壇公園へ。
日壇公園は、故宮を中心にして東の方向に位置しており、西に月壇公園、北に地壇公園、南に天壇公園がある。「壇」とは、皇帝の祈祷場を意味し、日壇公園は明清時代に皇帝が大明之神−太陽を祈祷する場所であった。1530年の建造、1742年(清乾隆7年)に増修築。
松原弘典さんの本でも紹介されており、以前から北京でも訪問したい場所の一つだった。
3連休の中日ということもあり、老若男女問わず、多くの人達が公園内で過ごしていた。
まずは、簡単な園内の構成について。入口は東側を除く3か所にある。主要エントランスは、西側にある西天門である。ここから中央にある円台へ向かう道がわずかに振れているが、故宮中央と円台の中央を結ぶとおおよそこのライン上に乗るのがわかる。おそらく故宮との対応で平面計画されたのだろう。
園内には、水上にある円筒型の空気シェルターで遊べる遊具やフリークライミング、卓球台、健康遊具など、各所に散りばめられている。社交ダンスのレッスン。新聞の掲示板を食い入るように見る人々。中でも度肝を抜かれたのが、老人による大車輪。苦にすることなく、ぐるぐると廻ってらっしゃった。何歳ぐらいの方なんだろう。
北京生活も、そろそろ半年。暇を見つけてまずは主要な都市施設を巡ろう。