二月二十二日−二十四日

二月二十二日(金)

10時起床。朝昼ごはんを家で食す。

午後、ヤマダ電機WIFIルーターをチェックしてもらう。電池が膨れ上がり、かなり危険な状態らしい。美和ちゃんに交換してもらうよう頼もう。自由が丘にあるジャーナルスタンダードでトートバックを購入。12500円。かばんの出し入れが楽になる。双葉コーヒーで作業。二階にもスペースがあり、サラリーマン御用達の場所になっているようだ。一時間ほど滞在し、15時過ぎに退席。

その後、ロベックスジュースに移動。ネットで調べ物など。18時半まで滞在。大学同期の中園美博くんに会うため、渋谷に移動。19時半に道玄坂ユニクロ待ち合わせ。二年半振りの再開。近くの鳥料理のお店で、彼の最近の活動や藤本壮介事務所時代の話を伺う。今はある企業の研究所で意匠設計を担当しながら、最近同僚と事務所を開設したようだ。実施コンペ等に取り組んでいる模様。それと大学卒業後の8年間の活動まで、また自身の近況報告を。相当なハイペースで飲み、22時頃には互いに相当酔っていた。一件目はゾノがすべて支払ってくれた。本当に気持ちの良い男。感謝。二件目は近くのバーへ、そこでゾノはもう呂律が回っていなかったので、日が変わるまえに退席。互いの健闘を祈り、渋谷駅で別れる。久々の再開も楽しい飲みだった。互いに変化があれば、またいい酒を飲みたい。

自由が丘で美和ちゃんと待ち合わせ。さらに串揚げ屋で飲む。

1時過ぎに帰宅。そのまま就寝。


二月二十三日(土)

11時起床。今日は横浜郊外にあるIKEAと黄金町にある西倉建築設計事務所への訪問。12時半頃に家を発つ。
昼食を自由が丘にあるカレー屋さんジジ・セラーノへ。牛すじカレー1100円を注文。美和ちゃんはスープカレーを注文。ピクルスの添え物もうまい。店の接客もアットホームな感じで良い。コーヒーが付いてくる。満足。
その後、田園調布に移動し、14時10分発のシャトルバスでIKEAに移動。IKEAまで無料送迎。高速に乗るので、座席シートのみオープン。
15時前にIKEAに到着。二階に上がり、展示場⇒ソファ⇒家具⇒日用品と大きいものから一筆書きの導線で誘導する形式。最後に組み立て前のパーツが倉庫のような場所に置かれ、気に入った家具はここで受け取り、会計へ向かう。僕ら枕元の照明と竹製まな板を購入。
その後、16時発シャトルバスでIKEAから新横浜駅に向かう。

横浜駅横浜駅京浜急行日の出町駅へ。夕刻前に到着。黄金町バザールの一連の建築作品を外から拝観。日の出スタジオ(飯田善彦、2007年)⇒黄金町高架下かいだん広場(西倉建築設計事務所、2011)http://www.arc-n.com/?page=topic_detail&id=6&lang=_jp⇒黄金スタジオ(曽我部スタジオ+マチデザイン、2008)を順番に回っていく。日の出スタジオにある古本屋で『メードイントーキョー』(著:塚本由晴)、『秋葉原感覚で住宅を考える』(著:石山修武)を格安で購入。特に石山さんの本は絶版になっていたのでうれしい買い物。その後、黄金町駅まで歩き、アーティストのスタジオに改修された極小間口物件を観る。元々は売春や麻薬密売の横行した地域だったらしい。
以下、Wikipedia『黄金町』より一部引用
2002年(平成17年)京急高架補修工事により高架下の小規模店舗(約100店)が立ち退きされたが周辺地域に拡散・拡大した。2003年(平成18年)11月、地域住民によって設立された「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」は、行政・警察・大学等と連携しながら、安全・安心のまちづくりを推進するために発足。2004年(平成19年)7月、売春防止法の罰則強化、不法滞在者の取締り強化要望書を中区から国へ提出。2009年(平成21年)の「横浜開港150周年」に向けて街のイメージアップを図るため、2005年(平成17年)1月11日より、「バイバイ作戦」と名づけられた警察による集中的な摘発がはじまった。同年4月、京急高架下に「歓楽街総合対策現地指揮本部」設置。この結果同年8月までに 全店が閉店した。地区治安が2006年(平成18年)、文化芸術振興拠点の運営団体に選定されたBankART1929が、6月30日に同施設に「BankART桜荘」をオープン。(2010年4月活動終了。)アーティストが創造、発表、滞在する「創造界隈」を形成する事業の一環としてスタート。アーティストや地域住民らが拠点に常駐し芸術活動を行うことで、違法な小規模飲食店等が集まる同地域を常に見られる明るい街へと変化させた。
西倉建築設計事務所に勤める後輩・中濱春洋くんに連絡。事務所に立ち寄る。今は中国プロジェクトに追われているようだ。事務所入り口にある極小住宅1/50断面模型に目が引かれた。
僕たちは一足先に桜木町に向かう。19:00までハッピータイムハイボール50円の「野毛ホルモンセンター」に入る。美和ちゃん同期の設計事務所勤務・柏木君が合流。20:30頃に中濱くん合流。中濱くんが一杯ビールを飲み終えて、近くの彼いきつけの中華屋へ移動。餃子が安くてうまかった。彼らの設計事務所近況を伺う。皆忙しい日々の中で、着実に成果を上げている。いい刺激を受けた。

23時頃に御愛想し、24時前に自由が丘帰宅。就寝。IKEAから建築探訪、事務所訪問と内容の濃い一日だった。


二月二十四日(日)

11時前に起床。家でパスタをつくり、軽めの昼食。昼過ぎに家を出る。まず、照明器具と壊れた洗濯機を購入するためヤマダ電機へ向かう。洗濯機をみると40~50ℓで2万円代といった感じ。今後のことも考え、70ℓと大きめの洗濯機を購入。明日の配送をお願いする。

 大きな買い物を済まし、パナソニック汐留ミュージアムで開催中の『二川幸夫 日本の民家一九五五年』に向かう。先日飲み屋で頂いた割引券を使う。一般700円で100円の割引。会場構成は建築家・藤本壮介氏、迂回させるようなランダムな展示写真の配置。これら多くが二川氏20代前半に収めたものというのがまずは驚き。養蚕農家の開口部は地域毎で異なり、個性的なものが多く、目を引いた。会場構成もランダムな配置だが、人々が拝観する姿がどの角度からもわかる。当時二川氏が廻った日本を巡るような感覚を観覧者に与える。

 その後、新橋で美和ちゃんと二人ビール+串揚げ690円セットで軽く飲む。20時半に予定した中国建築関係者オフ会に向かう。

 渋谷『魚真』に向かう。山口一紀くん、磯崎事務所の吉田涼子さん、東工大大学院塚本研究室の袁君、早稲田大学古谷研究室のハルくんの計5名の参加。袁君の修士設計の成果を簡単に説明してもらう。昨年の夏に調査した城中村研究から北京市北東地区でのエコシティの提案まで。10万人規模の地区を主要施設から流動人口向けの居住区まで提案されていた。同心円状の外円には地下鉄が通り、境界線から拡張していく。各施設は「中庭」を共通項にしながら、規模の伸縮を用いて変化を与えている。パースイメージを使いながら説明を受ける。僕からは「流動人口」に対する提案をもっと詰めたほうが良いと意見した。でもこの設定は現代都市のど真ん中の問題だし、僕も対象としたいこと。今後も彼と議論していきたい。併せて山口君の近況も伺う。元気に頑張っているみたい。また会いたい。

23時過ぎに解散。0時前帰宅。その後就寝。